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 情報・広告宣伝と消費者
広告宣伝の意味と価値 広告宣伝における消費者と企業 情報の特殊性について

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情報の特殊性(1) 情報の特殊性(2) 情報発信の価値
多くの企業が頻繁に同じ広告を出す効果!・・・・ザイオンス熟知性の法則<201103>
自分が知っている分野の情報は届きやすい<201006>
多くの企業が頻繁に同じ広告を出す効果!・・・・ザイオンス熟知性の法則
   
心理学に「ザイオンス熟知性の法則」と言うのがあります。
このことは広告宣伝の効果を語るとき、とても重要な法則になります。

多くの広告宣伝は、この法則を知ってか、知らずか、多くの企業やお店で活用しています。
それは、頻繁に同じ情報を受けていると、その情報に対しての信頼性が高まるという法則です。

会社や商品に信頼性が高まれば必然的に購入の意思が高まってきます。
で、多くの企業やお店がお客様からの信頼性を高めていただくために頻繁に広告を出すのです。

その広告ですが、目的は頻繁にお客様に情報を届けて信頼性を高めるための行為ですから、原則的には同じ広告を使用します。
この信頼性を高めるための広告は大手の企業などが積極的に行っていますが、それは経済的に余裕があるからが理由ではありません。

個別の商品を売るための広告、そして信頼性を高めるための広告!
これを同時に行っているからこそ商品が売れるのです。

大手の企業は新商品がないときでも頻繁に広告を出しています。
それは、お客様からの信頼性を高め、忘れ去られることがないようにするためです。

同じ内容の広告を頻繁に出すことは、無駄なことではなく明確な目的があります。
無駄であれば、継続して広告を出してはいないはずです。
<201103>
自分が知っている分野の情報は届きやすい
   
近くでヒソヒソ話をしている人がいます。
話の内容までは理解できませんが、ときどき言葉の端々が聞こえてきます。

そのようなとき、話をしている人たちの方につい聞き耳を立て、視線を向けてしまいました。

話の内容はわかりませんが、私の名前が会話の中に含まれていたようです。
話をしている人たちの中に、私を知っている人がいるのだろうか。

良く見ても知らない人のようです。
でも、自分の名前だけは明確に聞こえてきました。

何度も呼ばれる、「自分の名前」
「自分の名前」は、遠くでの声でも、小さな声でも聞こえてきます。

「自分の名前」は、自分には聞こえても知らない人には届きません。
「自分の名前」が自分に届くのは、「自分の名前」だからです。

「自分の名前」は、何度でも聞いています。
呼ばれています。

自分にとってはいちばん身近で聞き慣れた情報、それが「自分の名前」なのです。

自分ことを話題にして会話しているのではないか。
自分の悪口を言っているのではないか。

気になる情報ですから小さな声でも自分に届きます。
気にならない言葉や会話は、自分には聞こえません。

話の内容を聞きたいのではなく、不意に出てきた「自分の名前」が気になったのです。

もちろん、「自分の名前」は自分だけの名前ではありません。
同じ名前の人は大勢いると思います。

ですが、気になるから聞こえてくるのです。

これが情報伝達の基本的な現象です。
<201006>
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